子どもも高校生くらいの年頃になると、生きた時代や考え方が異なる親世代とは、まるで違った環境に身を置き生きて行こうとしています。
人によって個人差はありますが、もうきちんとした考えを持っています。
ここで見誤ってはいけないのが、この考えを人に上手に伝えられる人もいれば、苦手な人もいます。
まだまだ経験値も高くないですし、限られた世界の中で自分の考えに自信も持てないことも多いでしょう。
大人からそんなことやってもダメだよ、と言われたらそうかなぁと思ってしまいますね。
伝えられてないからといって、ダメ出しをしてはその想いを潰してしまうことにも、なりかません。
親の世代も今を生きるのに必死です。
子どものこと思いやる余裕がないという時もあるでしょう。
頼りたいサインを出しているのに見逃してしまうこともきっとあります。
親だって確信や、自信はないのです。
ただ、子どもも「正しい答え」だけを聞きたいわけではないと思います。
一緒に考えたり、、ただ耳を傾けるだけでも嬉しいのかもしれませんよ。
実は、同じようなことで悩んでいるんだよね、と大人から言われたら距離はグッと縮まります。
人は自分をわかってもらいたい願望があるので、SNS上でも同じ悩みを持つ人やコミュニティを探して繋がろうとするわけで、それが身近な大人や、親に向かわないのは、理解してもらえないという諦めと心配かけたくないという優しい子ども心のなのでしょうね。
全く先入観のない第三者の方が気楽に話せるということも確かにありますし。
サポートする=口出ししない
これは大変難しいことなのかもしれません。
ついつい口出してしまいたくなりますもんね。
でも、口出しとアドバイスはイコールではないと思います。
口出しは相手の考えさえぎったりを否定してしまうイメージがあります。
アドバイスは、高い経験値からのやり方、考え方を伝え導くことです。
子ども側もそこから何を抽出して自分のやりたいことに活かしていくかは、その子次第です。
そこで自分でどう考えてどう自分のものにしていくかは本人にしかできない作業です。
幼い頃、その子を観察し見守ってきた自負があれば、もう信じるしかないです。
これまで親である私たちは、子どもたちに背中を見せてきました。ここからは、親である大人である私たちが彼らの背中を見る立場になります。
押すべき時には押し、支えるべき時はしっかりとサポート側に徹することが大切だと感じています。
彼らのこの先の歩みが、どうか確実なものになりますように。
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