前回から引き続き、兄弟仲のお話。
なぜ仲がいいのか、どうやら兄が弟を弟としてはみていなかった。
対等な存在、同志のような感覚でいたということがわかってきました。
では、果たして弟はこんな兄の想いをどう受け止めていたのでしょうか。
「小さい頃から一番身近な遊び相手。友達と一緒に住んでるという感覚だったかな。」
ここは、双方の感じ方は、一致してますね。
「兄からモノを取り上げられたりとか、意地悪されることもなかったし
兄は優しかったからケンカする理由がなかった。」
突っかかっていったことはあったけど、やり返されたりしたこともなかった
といいますが、確かにそんな様子は見たことないです。
「安心感があったし、年上の友達だった!」
自分のこと、弟を大事にしようと思うのが兄から伝わってきたともいいます。
「でも友達の兄弟関係やほかの家族の関係性を後に知って思ったのは、
みんながそうじゃないってこと。」
兄に負の感情があれば、弟の自分もたぶんそうなったと思う、と。
ゲームで遊ぶことも多かった2人。
幼稚園の頃は、星のカービー
小学生になるとスマッシュブラザーズ
当時の王道ゲームですよね!
「力を合わせて協力して進んでいくゲームを好んでやっていたせいか、2人のバーチャルな協力体制がリアルでも続いてた感覚。」
いつも次男と話していて思うのですが、ゲームから学んだことが驚くほど多いです。
「仲良し」はゲームでも育まれていました!
今の彼らの考え方を形成している点も多いので、我が家ではゲームに対して悪い印象はないです。
子どもの頃は家族の人間関係が普通だと思っていますが、それが小学校になり中学校になり年を重ねていくと友達の家族関係など、外の世界を知っていくようになり
初めて自分の「環境」を再確認するようになります。
自分の家庭ではOKなことが、友達の家庭では禁じられていることだったり
親との関係性も客観的にみることになっていきます。
そこで初めて自分の立ち位置を理解したり、世の中にはいろんな考え方があるんだと
学んでいくのですね。
自分の当たり前が、他の人の当たり前じゃなかったり。
我が家の兄弟も「仲良しがあたりまえじゃない」ことを理解し
お互いに有難い存在と感じているようです。
兄弟の仲の良さは年齢を超えてお互いを「認め合う」というシンプルなことのようです。
ただ、このごくごくシンプルなことがなかなかできないのが人間です!
押さえつけることはやはり逆効果。
物理的に考えても押えたら反発するのは当然ですしね。