結局、結論は出なかったので本人に直接聞いてみよう!となり今回です。
まず、長男に確認。
第一声は
「あいつを弟と思ったことないなぁ」
はあ?なんとそれはどういうこと?
仲良しの話なのに、いきなり絶交してる兄弟みたいなことを言い出した兄。
理由はこうでした。
「ただ、2年早く産まれただけ。
だから、なんでもあいつよりできて当たり前。
小さい頃の話だけどね」
ほぉ、なるほど。
「早く走れるとか、ゲームで勝つとか、弟よりできて当然。だから、あいつが負けて悔しがってるのは、かわいそうだなって思ってた。2年早く成長してるだけのことなのにってね」
なんと大人な!!
これは、幼稚園位までお話らしいです。
小学生から中学生になるとサッカーに夢中になり、それなりに活躍の場が広がってきた長男。
「自分とは違い、打ち込めることが見つからずに悶々としている弟が、なにかと比べられて気の毒であり、その気持ちはすごく理解できてた」
子どもたちには同じように愛情を注ぎたい!
そう思って子育てしたつもりでしたが、毎週末サッカーの試合の応援に行く私たちに、弟は寂しさを感じていたに違いありません。
さらに学校では、〇〇の弟だとか〇〇の妹だからとか、やたらとそんなものがくっついてきてわずらわしいですよ、実際。
家族は気を遣っていても、一歩外に出れば比較対象になりやすい存在なのはしかたないのかもしれませんね。
私もなにかと姉と比べられ、かなりユニークな姉のイメージが強いせいか、
初めて会った人からは高確率で
「妹は普通だねっ」て残念そうに言われ続けてました。
普通じゃダメなんですか⁈
そのたびに期待を裏切ってしまったようで申し訳ない気持ちになっていました(笑)
話は兄弟へ。
しかし、弟が15歳でパルクールに出会ってから関係性に変化が。
親の意識や世間の目が弟にも向くようになり、ようやく対等な関係に。
さらに高校生の頃からちらほらとお仕事をいただけていた弟は、社会人としては先輩になり、自分は「兄」をやらずにすむようになったといいます。
今やいろんな意味で先を走る弟の背中を見ている状態で、「兄」から解放され楽になったらしいです。
話を聞きながら感じたのは、兄弟という上下関係みたいなものを意識させなかったのも、良かったのかもしれません。
ここで兄弟が仲よしのポイントをあげるとしたら、ひとりの人としての
「認め」
なのかなと。
フラットに人を見ることができる関係性からは
上下の関係もなく
どちらかがコントロールすることも
マウントを取ることもない!
この関係性は大人になった今も続いています。
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